2010年3月過去ログ

ツバキ

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バレエの「椿姫」を観ました。オペラ座の舞台のもので、ノイマイヤーの振付けです。
アニエス・ルテステュ、ステファン・ビュヨンの演技が素晴しいです。
今、日本に来てるんですよね、ルテステュもオーレリ・デュポンも。
チケット取れなかったのがすごく残念です。
それにしても音楽がいいですね。ショパンです。すごい繊細でロマンティックです。

さて、ツバキですが、日本古来の樹木なんですね。
飛鳥時代の文献にもたくさん用いられていたようで、隋の時代に中国へと渡ったそうです。
ヨーロッパへは、18世紀にイエスズ会の助修士のゲオルク・ジョセフ・カメルという人が、
フィリピンで種を入手して持ち込んでからだそうで、ツバキがcamelliaというのは、
カメルという人の名前からつけられたんだそうです。

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ツバキ
学名:Camellia japonica
ツバキ科ツバキ属の照葉樹林
わびさびの象徴ともいえるツバキは、江戸をはじめ、
上方、尾張、加賀、越後、山陰、久留米、肥後など
日本全国でこよなく愛されている。
昔は20mほどの大木が数多くあり、正倉院などにも
用いられていたが、明治時代に屋久島から
切り出されたのを最後に、大木は姿を消してしまった。
現在では、主に印材として使われている。

僕らの世代では、資生堂の雑誌「花椿」もしくは、
「じゅわいよ・くちゅーるマキ」のCMでしょうか。
句読点の位置は合ってますよ。
でも、僕としてはやっぱり、バレエの「椿姫」ですね。


この作品は5月28日から開催される、現代手工業乃党の展示会に出展します。
「物質の循環展」では、額装した作品は主にハーブを作ったんですが、
今回は、ツバキやカモミール、アジサイやシクラメンなどの、身近な植物を主体に制作しています。
展示会までに、いくつかは掲載しようと思っていますので、ときどきチェックしてみて下さい。

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首里にて

IMG_0166w.jpg 首里の街にはお花がたくさんあります。
昔に比べると野草は少なくなりましたが、おうちの周りをお花でいっぱいにしている人が多いんです。
小さな花でも、咲かせるのは大変なんですよね。その気持ちわかります。

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キバナコスモス

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大人になったら、夜空をゆっくり眺めることなんてなくなりますね。
毎年のように天文年鑑を買っていた頃が懐かしく思えます。
この時期に風が強い日の夜は、星がいつもより多く見えたりするので、
宇宙のことをコスモスって呼んだりするのが、なんとなくわかるような気がします。

別注で依頼があったので、A3サイズの押し花をいくつか作っています。もちろん金属で。
入れるお店が白いパリのイメージなので、デザイナーさんの意図に沿って、
背景を白っぽくしました。
オープンしたら観に行ってみて下さい。(お店どこか教えてもらったらお知らせします)

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キバナコスモス
学名:Cosmos sulpureus
キク科コスモス属の一年草
原産地はメキシコで18世紀にスペインマドリードの
植物園に送られて、ヨーロッパに渡来する。
日本では大正時代の初めに輸入された。
コスモスの語源はギリシャ語で、
「秩序」「飾り」「美しい」という意味からなる。
秋桜と言うように、秋に咲き花弁が桜に似ている。

僕の世代で秋桜と言えば百恵ちゃんでしょうか。
でも僕は子どもの頃のまま、星がきれいにちりばめられた、
宇宙を思い浮かべるんです。

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