2011年2月過去ログ
寒風にもめげずに、その瑞々しい葉を立てて、
ほのかに黄色い花は首をかしげて咲いています。
清楚な香りを漂わせていて、気品のある花姿です。
スイセンの葉はどれも、右方向にひねられて伸びています。
葉先を風先と呼ぶように、風の吹き行く方向を指し示しているようです。
ベースは、1月に高尾の永井くんの工房で手伝ってもらって制作した鉄の器です。
今回出展する立体作品は、どれも日本で馴染みの深い花を選んだのと、
器との組み合わせ方などで、和のテイストが濃く反映されているかもしれません。
スイセン
学名:Narcissus tazetta
ヒガンバナ科スイセン属の球根植物
花が咲く時期は12月下旬頃から3月までと
長く咲いてくれる花です。
1月の寒い時期が盛りの季節ですが、
2月の節分を過ぎた頃からの名残の花の時期も、
葉の表情が豊かになっていって、
風に揺れるスイセンの花色をより一層
可憐に見せてくれる良い季節です。
沖縄は茜陶房さんから干支の置物が届きました。
思えば、この干支のシリーズを始めたのが羊からだったと思うので、
これで九番目となって、1周りまであと3年というところまで来ました。
このうさぎには青色の蝶が止まっています。
青い蝶は、沖縄ではニライカナイから幸運を運んでくる使者なんだそうです。
沖縄でちょうどこの季節は、
桜が満開だそうです。
桃色の花色が、暖かさを感じさせてくれますが、
今年の沖縄は、例年にない寒さのようです。
3月は花粉を避けて、1ケ月くらい帰省できたらいいなと、
毎年思っていますが、実現にはまだ時間がかかりそうです。
茜陶房さんのサイトはこちらです。
沖縄に行かれることがあったら、是非立ち寄ってみて下さい。
早春のスイセンの白から始まって、
クロッカスなどの黄色の花が咲く頃には寒さが少し和らいできます。
そして、春のあたたかさと一緒にピンクの花が咲き出すと、
赤や紫、青などの色とりどりの花たちが一斉に咲いていきます。
青い花はいつの季節でも、他の色と比べると数が少ないように思えますが、
その分どんなに小さくても、とても目を引きます。
オオイヌノフグリ、ヤマルリソウ、ホタルカズラ、ハルリンドウ、
ブルークローバー、そしてネモフィラなどがあります。
ネモフィラの語源はギリシャ語でnemos(小さな森)とphileo(愛する)からきています。
青い絨毯を敷き詰めたように咲くこの花を見つけたら、
その小さな森を、いつまでも守ってあげたくなるんでしょうね。
英名はbaby blue eyes。
その名のとおり、春に産まれた赤ちゃんの瞳のような愛らしい花を咲かせます。
ネモフィラ
学名:Nemophila insignis
ハゼリソウ科ネモフィラ属の一年草
関東では、茨城県のひたち海浜公園の
みはらしの丘が有名です。
450万本のネモフィラに覆われる丘は、
空の中にいるような気分にさせてくれます。