『3+Re2』vol.1 material aging

IMG_8152w.jpg


先日の8月28日の日曜日に、『3+Re2』GASA*concept room (スリートゥリー)が、
無事オープンしました。

何回かに分けて、『3+Re2』の紹介をしていきたいと思います。

はじめに、『3+Re2』に独特の雰囲気を作り出しているエイジングについてです。


IMG_7921w.jpg金属のエイジングと言うと、錆させるわけですが、
そこからいくつかの工程を入れなければ、
良い仕上がりにはなりません。
完璧にコントロール出来るようにと、
様々な実験でレシピを採りましたが、
最後の最後は自然の朽ち方に委ねるしかない、
というのが、今の考えです。
その方が奥行きがあって、表情も良いんです。
でも、手をしっかりと加えなければ、
自然は導いてくれません。

こういった鉄や真鍮などの金属で仕上げている壁面を
見かけることも少なからずあると思いますが、
それぞれの仕上げの工程を想像してみるのも、
エイジングの本質を理解するいい手段だと思います。

IMG_8002w.jpgエイジングは、「経年劣化」させるということです。
塗ったり削ったりするだけでは表現出来ません。

「エイジング風」とは大きく違いますので、
くれぐれも注意して欲しいと思います。

IMG_7979w.jpg水道管の亜鉛メッキが施されている
「白管」を什器やハンガーラックなどに使用している
お店をよく見かけます。
亜鉛メッキをエイジングする方法は4種類ありますが、
メッキの厚みなどでバラツキが出るためか、
難しい仕上げのひとつです。


IMG_7973w.jpg色を塗り重ねたり、錆びさせたりする以外にも、
古く年季が入っているようにする方法として、
「ほこり」と「自由曲線」があります。
「ほこり」が積もっているように見えれば、
古く見えます。また、直線で納まるものを、
「自由曲線」で納めれば、年季が入っているように見えます。


IMG_8057w.jpg『3+Re2』では、すべての什器に、
「ほこり」と「自由曲線」があります。
この仕上げに関してだけは、難しい側面があります。
やってくれる業者さんが基本的にはいないということと、
かろうじて出来そうな職人さんがいても、
とんでもない見積になってしまうので、実現出来ない、
また、定期的なメンテナンスが必要ということで、
敬遠してしまうのが実情なんだと思います。


「アイデア」が良くても形にならないのは残念なことです。
考える人たちの斬新な「アイデア」が、イメージ通りに表現できることは、
ごく僅かなんだと思います。


『3+Re2』の一つめの「見たことのない」は、これらのエイジング仕上げでした。
どれもここでしか見れない仕上げです。
興味があって、オリジナルを追求している方には、
是非見ていただきたいと思います。

2012年3月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

カテゴリ

過去ログ