2010年6月過去ログ

ルーシー・リー

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月曜が最終日だったルーシー・リー展にギリギリで行ってきました。
いや〜すごかったです。MIDTOWNにある新美術館、ものすごくたくさんの人で賑わっていました。
それにしても老若男女、ほんとに幅広い客層ですね。
どんな人が観に来てるのかと思いましたが、全員が陶芸やもの作りに携わっているわけではなさそうで、
純粋に芸術鑑賞として、普通の人たちが大挙して観に来てるようなんですよ。
これだけの人たちを惹き付けるルーシーのすごさを改めて実感したと同時に、
誰もがみんな、芸術鑑賞は好きなんだということを認識することができました。
神様から人間だけが持つことを許された、芸術性と創造性に惹かれるんでしょうね。


ルーシー・リーですが、とにかくものすごい量を作り続けて、たくさんのことに挑戦して、
何かをつかんだら、またすぐその先にある何かを探してっていうように、
人生のすべてを創作に捧げた人だったんですね。
もう少し、もう少しと思って、何度も何度も戻って見ていました。

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マーガレット

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フランスの女性ならエレガントにマルグリット、
オランダならしとやかにマルフリート、
イタリアでなら誘うようにマルゲリータ、
スペインでは情熱的にマルガリータ、
そして、イギリスの女性なら気品を漂わせて、マーガレットと呼びます。

テキーラを1/2と、ホワイトキュラソーとライムジュースの
それぞれ1/4をシェイカーに入れてシェイクする。
心地良い音階を奏でながら、グラスの縁をレモンで湿らせて塩をつけ、
ゆっくりと広がる黄緑色を眺めながら、カクテルをグラスに注ぐ。

馴染みのバーのマスターは、マルガリータを頼む女性には、決まってこの台詞を使います。
その女性が、野に咲くマーガレットのように、
色白で清楚で、ほんのりと甘い香りがするのなら、なおさらのことです。


IMG_1876w.jpgマーガレット
学名: Chrysanthemum frutescens
英名: Marguerite
和名: モクシュンギク
キク科キク属の宿根草
先日まで展示会を開催していた
世田谷ものつくり学校の駐車場の周りには、
たくさんのマーガレットが咲いていました。
それから一週間後に行った時には、
花はみんな終わってしまっていました。
僕の作った金属のマーガレットは朽ちかかっていますが、
花は永遠に咲いていてくれると思います。
野に咲くマーガレットの、清楚で可憐な美しさには、
遠く及びませんが。





IMG_3294.JPGLucchi展ですが、
このページを見ていただいて来ていただいた方や、
現代手工業のメンバーの方も多数来てくれたそうで、
みなさん本当にありがとうございました。
GASA*のみなさんの力添えのおかげで、
Lucchiとして、次のステップにつながる成果が
出てくれた展示会になりました。

IMG_3276.JPGそれから、今回のディスプレイでは
MICHIO OKAMOTO WAREHOUSEの
岡本道雄くんからいただいた鉄の窓を
アクセントにしました。
いつもいいものをセレクトしてくれて
どうもありがとう。

投稿:

morison   /  

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世田谷ものつくり学校IIDギャラリーにて行われていた、現代手工業展が無事終了しました。
今回もたくさんのご来場ありがとうございました。
おかげさまで、スペソーの出展作品はすべて完売することができました。
購入していただいた方には、申し訳ありませんが、順次ご連絡させていただきますので、
今しばらくお待ちいただきたいと思います。
なるべく早くお手元に届くようにいたしますので、なにとぞご理解のほど願います。


IMG_2184w.jpgさて、
今回の作品は、通常業務のスケジュールの関係で、
3月はじめにはすべて出来上がっていました。
約3ヶ月間は、現場から帰って来ては眺めて、
夜な夜な直したり、味を重ねたりしていました。
これ以上ないくらい、作品を客観的に
見ることが出来ていたと思っています。


IMG_3478w.jpg最終日に展示会が終わって軽く打ち上げをしました。
僕は展示会のセッティングの時間が
一番好きなんですが、この時間も好きです。
楽しい旅行があっという間に終わってしまって、
空港で帰りの飛行機に乗る前の、楽しかったけれど
なんとなく寂しい、そんな気持ちと似ていて。


IMG_3479w.jpgでも、よくもまあ、こんなに個性的なメンバーが
集まったなぁ〜って、本当に思います。
だから、みんなが笑顔の時は、
それはとてもホッとするんですよ、
スペソー的には。


IMG_3475w.jpg今回は愛媛からtowerの室くんが来たので、
初めてメンバー全員が揃ったんです。室くんは自虐的に、
「わしは幽霊部員やけん、もっとがんばらないかんわ〜」
なんて言ってました。
TRUSS BOXの洋介くんはポジティブに、
「みんな尊敬し合えて、モチベーション上がります」
って言ってくれていました。

中でも、直前に怪我をして新作を作れなかったノッチョさんは、僕と2人になってから、
「オレ、クビ切られないように頑張ってブログ書くよ。来年の展示会は死ぬ気で頑張るよ。
あんまりかっこいいもの作れないかもしれないけど、みんなと一緒につながっていたいんだ」
なんて言うもんだから、泣けちゃいました。

来年の現代手工業展はいつ、どこで行われるんでしょうか。
今のところはまだ何も決まっていません。
ただ、このままではいけない、というような危機感みたいなものが、
みんなの中に芽生えたように僕には思えました。
遅まきながら、スイッチが入ったように思える現代手工業乃党ですが、
みなさま、どうぞ来年の展示会もよろしくお願いします。

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IMG_3002w.jpg 今週の5日の土曜日から、白金にあるGASA*さんにてLucchiの展示会が行われます。
「古びた廃屋に残された宛名のない、届かない手紙....」というコンセプトストーリーからの
インスピレーションで、ひとつひとつ丁寧に作られたアクセサリーたちが並びます。


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ご存知の方も多いと思いますが、GASA*さんのお店は立ち上げから、僕らが手がけさせてもらっています。
それからLucchiとは以前、展示会を一緒に開催していますし、僕の奥さんでもあります。
スペソーの作品作りに多大な影響を与えてくれているGASA*とLucchi。
僕らの展示会を見て、興味を持たれた方には、是非訪れていただきたい展示会です。


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詳しくはこちらGASA*のHP
またはLucchiのHPをご覧下さい。

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