「自然との共生」の捉えかた 2
それじゃあ、押し花を実際に作ってみました。
といっても、拾ってきた植物を押したのではなく、木とか金属とかで作ってみました。
赤い花は、檜を0.3mmくらいにスライスしたものです。
色は顔料です。
これも全部木です。
これも木です。
葉っぱのディティールを表現すること自体、
....あんまり意味がないかもです。
これは金属で作ったもの。
リアルなんですけど、リアルさを追求しても、
....あんまり意味がないかもです。
これも金属。
....まあ、見せ方にもよるんでしょうが、
本物に勝るものなし、といったところです。
植物を抽象的に捉えて表現するアーティストの手法を、取り入れようとも考えましたが、
結局のところ今回は、こういった自然のモチーフを、前衛的な見せ方でアプローチすることよりも、
いつものように、古いものを想い出として残す考え方の方がいいかなと思いました。
ただ今回のモチーフに関して思うのは、植物はとてもきれいだな、ということですんで、
リアルにやったり、抽象的に良くわからないようなものを、見かけだけ大きく見せたりしても
しょうがないかも、と考えさせられた次第です。
本物をどう残すか、どう大事なものと思ってもらうか、を考えてやってみようかなと、
今更ながらの、遅いスタートを切るのでした。