感性を共有しあえること
先日4月1日の金曜日から10日の日曜日まで国分寺にて開催されていました、
Houseの増満兼太郎さんの展示会に行って来ました。
増満さんと初めてお会いしたのは、GASA*さんで僕の次に展示会を開催するために、
会場の下見に来られた時でした。
今にして思えば、僕はそのGASA*さんでの展示会が初めての個展で、
作家的な活動を始めたばかりの時期でしたので、
通常業務のことは知識や経験があるのでお話が出来るのですが、
感覚的なところでのお話は思うようには出来ませんでした。
聞きたいことはたくさんあるんですが、自分の頭で理解出来るかどうかとか、
彼の繊細な作品を目の前にして、自分の仕事が随分と大味に思えてしまったりして、
全然時間を共有することが出来なかったのです。
今回の「ハウスのハウス展」で初めて国分寺のアトリエにお邪魔しまして、
いろんなお話をさせていただきました。
僕が店舗作りを根幹に生活を支えていて、作品を発表しているのと良く似ていて、
増満さんも彼だけが持つ素晴しい作品や世界観を、ファッションという根幹が支えていて、
そのファッションという根幹を、同じように作品たちの世界観が支えていて、
人と人とをつないでいっています。
お互いの考えていることにすごく興味がありますし、思っていることが
何でも口から出てしまうような感じでした。
作品を作り続けることで、技術や感性を養うことが出来ているとは思っていましたが、
尊敬する人たちと、ちゃんとお話が出来るようになっていること、
感性を共有し合えるようになってきたことが、とても嬉しく思えます。
前から欲しかったピンです。増満さん、どうもありがとうございました。
また、6月にGASA*さんにて個展が開催されます。
今回見逃してしまった方は是非お立ち寄り下さい。