human + nature
先週までLucchiの展示会が行われていた白金台のGASA*shopでは、
昨日から、houseの増満兼太郎さんの展示会が始まりました。
靴や鞄、バッグなどの皮革ものはもちろん、羽ばたく鳥のモビールや
金属のアクセサリー、それに版画もありました。
増満さんらしい、こんな展示会にしたいなと思わせてくれる空間でした。
僕らが自立した頃は、「作れる」ことがアドバンテージになり得た時代でした。
今では、それだけで有利な時代は終わりました。
「作れる」ことが、内面から生み出された表現手段ではなくなって、
獲ってきた外面だけをなぞって、「作れる」と思われるようになってしまったからです。
増満さんの世界観を感じるたびに、作り手に必要なことは何かを教わることが出来ます。
自分と向き合って、自分しか作れない、表現出来ないものを作ることの大切さ。
いつの時代も、大人に憧れるのは表ではなくて背中、真摯に向き合うその姿勢でした。
それだけは紡いでいきたいと、思い出させてくれる展示会でした。
展示会は6月19日の日曜日まで開催されています。
詳しくはGASA*blog、またはhouse informationをご覧下さい。